毎週金曜日更新

この作品の制作をしたのは2017年の7月。機会があればいろんなグループ展等に出展している、気に入っている作品です。
気に入っているポイントを簡単にまとめると以下の通り。

（１）ボリュームのある馬の頭部と床面までの空間が大きくモチーフを組むのに苦労したが、白い鳥が入ったことで画面がまとまり物語性も出てきた所（写真1）。
（２）数字や花から背を向けている黒い馬に当時の心境が重なった所。

（３）右側の混沌とした空間。特にメトロノームから後ろの空間の処理がいつもと違う所（写真5）。

（４）色調とマチエール。

例によって、同じモチーフを組みなおして8月にも静物画を描きました（写真6）。
こちらも同じく正方形画面ですが、馬の顔の向きやモチーフの並べ方を大きく変えて、前回よりもしっとりとした画面を目指して描きました。たった3年ほど前の作品ですが、随分絵具の付け方が違うような気がします。この年は下地に砂を混ぜていたので余計にですね。自分自身がどんどん変化する様子を作品を通して見ることができることも、絵を描く楽しみの一つかもしれません。

以前の作品紹介はこちらから

Vol.1「緑の手」　Vol.2「光の庭から」　Vol.3「草花の見る夢」　Vol.4「光の手」　Vol.5「祭りの日」「代掻く」

vol.7「振り子とレモン」「花と小鳥と」

作品についてのお問い合わせは

アンクル岩根のギャラリー（090－2864－4852）まで。

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